傷物語 -鉄血篇- 考察と感想

第二部の熱血篇の感想・考察はこちら
第三部の冷血篇の感想・考察はこちら


作品のネタバレがあります。あと映画そのものの批判も結構あります。

まず前置きとして、3回観た後の感想を別記事にて書いております。
重複になるのもあれなので、そちらを読まれたという体で本記事は書いていきます。

感想記事を書いた後に公開3週目、4週目も特典が切り替わる初日に映画館へ行き特典冊子を手に入れて来ました。幸い自分が通った映画館は3日くらい特典冊子が保つ所でしたが、場所によっては初日で配布終了したところもあるらしく結構な争奪戦だったと思います。初週に掟上今日子さんのを入れてきたのはやっぱ意図あるんですかねぇ。鉄血篇の特典冊子に登場した4人の中では一番知名度ありますし。動員に少しでもブースト掛けたかったんでしょうか。

んで、もう情報は出回っていますが、夏に公開となる熱血篇の1週目と2週目の特典冊子の情報が出揃いました。

  1. くろねこベッド(『世界シリーズ』より『病院坂黒猫』)
  2. ???ブラッド(『??シリーズ』より『????』)

鉄血篇は現在連載中の作品、熱血編は完結作品、冷血篇はその他の作品とのコラボになるのではという予測が立てられていましたが、どうなるんでしょうね。3週目、4週目は刀語と戯言シリーズになるんでしょうか。いやまさかニンギョウガニンギョウ…?

閑話休題

 

ではここから本記事の要旨へ。
本日5回目の視聴を終えたわけですが色々と発見がありました。本編の展開は知り尽くしているので、この場面はどういう意図があるのだろうと俯瞰するように観ていたのも関係あるかもしれません。またそういう風に観ていたせいで、思いがけず粗探しも捗ってしまいました……そういった色々を綴っていきたいと思います。

・冒頭

屋上へ出ようとする際、扉の隙間から漏れ出る光を避けるように暦は階段の左側を歩いてましたが扉へたどり着くと右側に寄っていたのはどういった狙いがあるのか不明でした。

感想記事にも書いてますが、暦が焼かれながら太陽を見上げてるシーンで瞳の色が白黒と切り替わっていくのは肉体を焼かれて、再生するの様子を描いているのかなぁと。

屋上に大量にいたカラスはなんでしょうねぇ・・・多数の同一の生き物(人間のメタファー)がいる中に異物(吸血鬼となった暦)が一人居るという孤独感を演出しているんでしょうか。

台無しな発言をしますが、雲があるからと言って太陽光線は地表に降り注いでるので、太陽が登ってる時間に外出た時点で燃え上がらないと嘘だろうと。太陽が沈んだ夕方・夜ならいざしらず。

・直江津高校前

これもまた感想記事にも書きましたが、暦が学校付近をうろつく理由が分かりませんし同様に羽川も反対側から歩いてきた理由が推し量れません。原作(アニメ1話)どおりに横断歩道越しの邂逅にすれば良かったんじゃ……正直改悪だと思ってます

突風に揺れる羽川さんのバルンバルンなおムネを暦はじっと見、焼き付けた記憶を後に堪能反芻してますが、そも化物語(下)つばさキャットで自転車の二人乗りして着痩せするタイプだと気づくので、おムネを意識することはなかったはずです……原作は下半身にしか目が行ってませんし。これも改悪(ry

場所を移して雑談パート。吸血鬼の話をし始めると影が露骨にクローズアップされますが、これは言わずもがな伏線ですね。これ以降、影がこれみよがしに出てきます。

二人が学校前に戻って、別れ際に羽川が暦の携帯電話を借りて電話とメルアドを登録し、信号を渡りきった後で暦に大声を出して自身の情報を登録したことと、小声でこれで友達できちゃったねと囁きますが、これも大幅改変ですね。
そも車線4つある道路を挟んで、登録したことを伝える時は大声を出す素振りだたからまだ聞こえるでしょうが、次の友達ができちゃったねは遠すぎてそして小声なので届かんだろうに……校門から角までの距離を思いの外長く作らざるを得なくなりそうなると小説通りに展開させるには妙な間が出来てしまうからの改変ですかねぇ。
ちなみに原作では携帯を返した時点でやりとりをして呆然とした暦を差し置いて、信号を渡っていきます。

しつこいですが、暦の携帯が化物語3話「まよいマイマイ」のものと異なります。傷物語だと液晶をスライドさせてボタン部分を出すタイプで、化物語だとスティック型。1ヶ月半の間に買い換えたとなると、例のおじいちゃんの誕生日祝いに貰ったおこづかいで買い換えたんでしょうか。

・阿良々木家&買い物

あらかた感想記事で語ったので特に無し。
書くとすれば、買い物を終えた暦の影をコミカル調の音楽で出してるくらい?

・キスショット遭遇

感想記事に書くの忘れてた。
T・T・T・2・2・2・T・T・T」や「・・・ーーー・・・」というモールス信号を連想させる表記や音が繰り返し現れます。キスショットが瀕死であるという場面でふさわしいものを考えれば、SOS一択ですね。500年と生きる(実際は598年だったけど)彼女なりにどこかで習得する機会があったのでしょうか。ただ残念なのは、血溜まりに引き寄せられているように見えてるのに、発せられた信号が暦に作用をもたらしてるのか分からないところでしょうか。

4回目で気づき5回目で確信しましたが、キスショットが暦に投げ捨てられたあとに身体の向きが最初転がってるときと角度が変わるんですが(80度くらい?)、電車がホームに入ったきたあたりからまた最初の角度に戻ってるんですよね。ズリズリ身体を動かしてたんでしょうか。絵の問題でしょうかねぇ。
雑で申し訳ないですが、以下に作った画像を載せます。

比較

それと細かいので気づいた方はいるか分からんのですが、キスショットと対面した暦を魅了しようとしたのかなと思われる描写がありました。暦の瞳の色がピンクがかったのに変わったシーン。ただキスショットが弱体化しているため魅了は失敗と。真実はどうか分かりませんが。

・吸血鬼化した暦

4週目まではこれ以上書くことねえなと思ってましたが、5週目でようやく見つけました。
太陽に焼かれる暦を助けに行くシーンはキスショットが屋上からアクロバティック飛び降りる様に意識が行きがちですが、そもなんでそこにいるんだい? という疑問が湧きました。。
寝起きは邪険にしたとは言え眷属となった暦がいなくなったことに気づき、心配して塾内を探し回っていたのではないかという推測が立ちました。んで最終的に屋上にたどり着いたと。暦が焼かれてるのにすぐさま気づき、ガラスをぶち破って行くという展開はガラス破片を書くのが面倒だったのか分かりませんがありませんでした。

スクリーンショット 2016-01-31 1.58.15

塾跡のガラス向こうに見えた富士山(?)の意図・意味を切に教えて欲しいです。ひだまりの頃に1回やったからという伝統なのでしょうか。単なるおふざけで入れられるのは好きじゃないです。

・パーツ奪還

おそらく2カットなので意識して観てないと見落としますが、暦がパイプライン工業地帯(勝手に命名)を練り歩く際、光があたっているにも関わらず影が描かれていません。吸血鬼は影がないと羽川が言っていた伏線の回収ですね。もうちょっと露骨にやってもよかった気がしますが。
ちなみに該当のカットは左下に歩いていくところ、幅が広い道の真中を歩いていくところ。

そして暦は吸血鬼ハンターたちに囲まれますが、おわかり頂けただろうか……ドラマツルギーだけは頑なに光があたる描写がないことに。予告ではバラしちゃってますけども、まだ得体の知れない敵ということで吸血鬼であると明かしたくなかったんですかねぇ。他2人は光がめっちゃあたってるので意識してみると分かりやすかったです。

・作戦会議

えーとね、夜中に出かけて吸血鬼ハンターに襲われるも命からがらに助かって塾跡に戻って来た……ねぇなんで日が昇ってるの?
ちなみに原作は1時間くらい歩いて戻ってきたとありました。何故か電気が通っている跡地なのでどこかこじんまりとした教室で明かりか何かを点けて作戦会議、でもよかったんでしょうけども。ここはメメとはまだ心理的距離がある暦を描写する狙いがあったんですかねぇ。ある程度打ち解けてるキスショットは近いところにいるし。んで暦は人間側だと言い、吸血鬼ハンターたちとの交渉の話を持ちだしたところで、メメはとても近いところに座っていて暦の信頼をある程度は勝ち取れたんかなぁと。

以上、長くなりましたが考察めいた雑感でした。
見事正解なのかてんで的外れなのか作った人に聞かないと分かりませんが、書き上げて満足しております。熱血編も4回見ることになるでしょうし、演出の意図等を考えながら楽しく観られればと思います。

では

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