傷物語 -冷血篇- 考察と感想

作品自体のネタバレがあります。あと映画そのものの批判も結構あります。

第一部の鉄血篇の感想・考察はこちら
第二部の熱血篇の感想・考察はこちら

前置きとして、3回観た後の考察および感想となります。
2/8追記:4回観た分を更新しました。

・特典冊子について
まさかの戯言シリーズ縛りであることが初週に判明。
次の対峙相手が3人であることから、複数人登場になるとして、誰が出てくる?
という推理が始まる。

んで3周目が始まる前夜、最後の4周目の情報が解禁される。
予想大当たり〜(いっぱい予想してた上で言っちゃう)
男子学生とな…?いままでのルールを破ってきたぞ西尾さん。

ちなみに3周目の時点で最後の3つは分からないままでした。
これは4週目に情報解禁なんでしょうか…?円盤特典でもないとすると全く予想がつかないな。これ。

閑話休題

ではここから本記事の要旨へ。

・忍野と暦

導入。パーツを揃えた暦に、忍野が奪い取っていた心臓を放り渡す。
ドックンドックンと鼓動をあげる心臓はとってもグロテスク!
聖水・大蒜・十字架の下りは、「お前に…そんなこと、できるのか?」「できるよ」に凄みを持たせるためかカットされたぽいですね。
後の伏線になったであろう、正義の定義についての忍野のセリフがカットされたのは納得いかねえ……。

それとですね、原作においてはこの4月6日になって初めて雨が降ったそうですよ、シャフトさん。聞いてます?

・キスショット完全復活

バサバサーと飛ぶ鳥が変化した記号は「いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい――やっほお!」とあるキスショットのセリフから、の変換。これ、ぱっと見で理解できるとお思いか。更に言えば、も意図が分からない。なんだろこれ。
それと世界7周半の下りや眼力で屋上に穴を開けたり、翼を生やしたりと復活した吸血鬼の力の片鱗はカットせずに描写した方がよかったのでは。

暦を人間に戻す前にキスショットの昔話「古傷物語」が開演。ここで嫌な予感がしていたんですが、一人目の眷属を都合よい舞台装置として扱って以降何度も意味深にほいほい出すんですよ。それいる?ってところまで。

あと合間合間のくだらないヘリからの撮影ぽい視点演出やらライトアップ演出。それいる?

暦による面白い話はカット。どうせやるなら全部だけども時間取るしねぇ。

・ギロチンカッター強襲!!

とりあえずその前に暦の買い出しの部分で突っ込ませて欲しい。アップになってトラックが通り過ぎるんですが、これ進行方向ミスってませんか?
手前は暦が歩いて行く方に向かう側ですよ。外国発注なのかしらん?

んで帰ってきた暦を出迎えたのは、もぐもぐされたギロチンカッター。
完全体のキスショットにはやっぱり勝てなかったよ……
そもなんでこいつは挑んできたのか。勝ち目がないのに突っ込んでくるほどアホでもないし人質を取る策略もあるしで、使命があるにしても手練を引き連れてくるとか考えなかったんですかねぇ。
と疑問の余地を残すのは悪手だったのでは。ちゃんとそこらへんの事情を暦なり忍野なりに語らせてあげるべきだったのでは。これじゃあギロチンカッターも浮かばれないよ……(棒読)

・葛藤する暦

直江津高校の体育倉庫に特に描写もなく逃げ込むわけですが、そこへ逃げようとした心理描写もぜひ欲しいです……。あのフルパワーのキスショットですらすぐたどり着けないような距離を逃げるてどんだけですか。そもそもそんなに遠かったっけ?

わんわん喚いて体育倉庫を荒らす描写は自暴自棄によるものだからでしょうか。原作では心ばかりのバリケードを入り口に築く程度であとは俯いてるだけだったんですがね。

ヒント出しすぎ感はありますが、体育倉庫の天井を見上げて驚いたのは漏れ出す光が十字を描いていたからかなーと、ただそれがなんなの?感は出てしまっていましたが。見上げるシーンの前にカメラが引いていき暦を映していたシーンも意図が読めず。

んで死ぬしかないじゃんの下りで、「外に出て日を浴びれば死ねる」という類のセリフも何故かカット。太陽に焼かれる描写は第一部でやったから別にいいやーという判断でしょうか。後の「責任を取りたいんだ」の下りで焼かれるシーンを使いまわしてますが、使う場所が違うような。

・女の子の届け物

羽川の名前を見つけて感涙するちょっと前の話。
携帯のアドレス帳、同じ機種を手に入れないことには検証しようがないですが日本式ならば一番左からあかさたなはまやらわ英字数字で並んでいると思われ、最初に出したあ行と思われる欄に誰もいなかった気がします。
2/8追記:AKSTNHMYRW1(末尾が数字だったかは不明。)の並びでした。んで最初移されるのはAですが、空でした。後述の家族を登録するのならA(あ)行にまとめて登録するのがいいと思いますが……なぜ無いのだろう。覚えている、というのはなしで。話が前後しますが、羽川がいつ携帯にアドレスを再登録していたんだ!って話です。これまた原作では預けている描写があったのにもかかわらずカット。本当にいつだよ、って感じです。

つまりは阿良々木月火・火憐、阿良々木の父母、家(阿良々木家)の電話も登録されていない?と思ったのですが、登録がフルネームでなかっただけですかねぇ。単に、月火ちゃん、火憐ちゃん、父、母かもしれませんし。ただ家で登録していると出るはずだよな、と疑問点は残ります。
羽川の登録がメモリ何番だったかを確認できれば推理の補強になりそうですね。
2/8追記:鉄血編で羽川が登録をするとき、gc9?(2009)みたいなコマが出るので登録メモリ番号+年なのかなぁと思ったり。ただ作中は2007年だったかの設定という記憶なので2009はなんだろう感。

本題。
後のシリアスバトルでおふざけを挟めないためか、くだけるくだける。ついでに絵柄も砕ける。「友達のために死ねないのなら友達じゃない」重い重すぎる言葉。少なくとも私は他人のためにはまだ死ねませんな。
描写されていた赤い珠に突っ込んでいく裸の羽川さん、これは一体何を指し示しているのか……? 最後に手を繋ぐことから何らかのメッセージがあるはずですが。

まさかおっぱいもみもみシーンに15分近くかけるとは思わなんだ。しかし羽川さん、凄いチチを持ってらっしゃいますな。後々はこれを暦の背中に押し付けて、自転車二人乗りしていたっていうのかい。
2/8追記:やってくれたなシャフト。もとい講談社。熱血編では17歳キスショットを羽川は目撃していませんよ?原作では塾内でのやりとりだったのを劇場版では外に変えたせいで辻褄があってないです。暦が写メを見せていたという解釈は、セリフのやりとりからして無理だし。さあどう落とし前付けるのか。杜撰な仕事の後始末を西尾維新に押し付けないでよ……

・キスショット戦

羽川が着衣を正している感があってですね……
ええと、これじゃあ羽川さんのブラジャーを回収できないよどうしよう…(切実) 後々の結物語とのズレがあーあー。

暦の場所を把握してながら、キスショットがわざわざドームに落ちた理由が分かりません……シャフトさん。存在を示して、向こうから来るのを待ち構えるにしても意味が分からん……。

原作のセリフ応酬を大幅に変えて、バトルしっぱなし。R12GじゃなくてR15Gじゃないのってくらいにグロでした。攻撃力と防御力の話は使ってほしかったのう。

特にキスショットは言及してませんが、原作にある下記の決め事を守っていました(はず)。

  1. 空を飛ばない
  2. 影に潜らない
  3. 霧にならない
  4. 闇にならない
  5. 姿を消さない
  6. 変身しない
  7. 眼力を使わない
  8. 物質具現化をしない
  9. 心渡を使わない

とはいえ、手から衝撃波みたいなの出したり炎球出したりと何らかのスキルを使ってましたけどね……。物質じゃないからセーフか。
とはいえ眼力は最後の最後で使ってましたな。(原作でも)

2/8追記:それでですね。儂も元は人間だったんじゃよ、とキスショットの出自が明かされるんですが全く脈絡なくドラマツルギーも元人間とか言い出しちゃって意味不明なんですが……。それが分かるのは暦vsドラマツルギー戦で暦が人間の常識に縛られて、柔道の技でドラマツルギーを押さえこんだ際にドラマツルギーが暦に言ったのであって、劇場版ではそこの下りをカットしてくれやがったので誰も知らないはずですよ?あれれ〜?
まぁ原作でも特に暦からキスショットへの伝達描写がなかったので脈絡ないっちゃないですが。なんにせよ、劇場版でこのセリフ出されても観客はぽかーんです。

・みんなで不幸になる

文句なしの出来でした。

・エピローグ

回収忘れのブラジャーなんてなかった!

以上、前回以上に長くなり、そして考察なんてなかったんや!の記事でした。
とりあえず残り1回はこれまで以上に演出の意図等を考えながら観ていこうと思います。

では

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)